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名古屋の乗り物図鑑:変わり種交通を巡る

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名古屋の乗り物図鑑:変わり種交通を巡る


飛行機、新幹線、電車、バス…私たちの身近にある乗り物は、意外と「当たり前」のものばかりですが、名古屋に、ちょっと変わった乗り物はいくつも存在します。 

そんな「ちょっと不思議で奥深い名古屋の乗り物の世界」を、一緒に覗いてみませんか? 


by アンバサダーNemu
交通事情にちょっと詳しい一般人。交通オタクならずして地理オタク。

#観光 #名古屋 #交通情報

①車体はバス、でも法律は鉄道?高架を走る「ゆとりーとライン」

名古屋の変わった乗り物といえば、真っ先に思い浮かぶのは「ゆとりーとライン」です。
名古屋に来たばかりの頃、ナゴヤドーム近くに住んでおり、窓から外を眺めるのが趣味でした。その景色の中には、高架を悠々と走るバスの姿があり、「なぜあの立派な高架に、いつも同じバスしか走っていないのか」とずっと気になっていました。

ゆとりーとラインは、大曽根から春日井市の高蔵寺を結ぶ日本唯一のガイドウェイバスです。
1980年代の志段味地区開発に伴う交通需要の高まりと、都市部の慢性的な渋滞、そして鉄道は高すぎるという現実の間で生まれた、かなり現実的な折衷案です。大曽根〜小幡緑地までは専用高架のガイドウェイを走り、それ以降は普通の道路を走るという二段構えの路線になっています。

高架区間では軌道法に基づいて運行されるため、どう見ても完全にバスなのに鉄道扱いであり、停留所も「駅」と呼ばれます。
ガイドレールに沿って走るため、運転手の手放し運転という普通に生きていたらまず遭遇できない光景も見られます。
一方で地上に降りた瞬間、何事もなかったかのように普通のバスに戻ります。

そんなゆとりーとラインですが、実は車体の老朽化や部品の生産終了により、2026年度を目途に高架区間の廃止が予定されています。「バスなのにバスじゃない」を体験できるのも今のうち。
そう思うと、やはり名残惜しいものです。

②日本一短い地下鉄!2駅だけの「上飯田線」

乗り物自体は特に何の変哲もありません。しかし、この上飯田線はとにかく短い。
全長わずか0.8kmで、乗っている時間は体感で一瞬。
気づいたらもう終点です(といっても、基本は名鉄小牧線に直通するため、そのまま走り続けます)。

上飯田線ができたのは2003年。かつては上飯田駅で路面電車に乗り換えることで都心へ出ることができましたが、御成通線の廃止によりそのルートは途絶えました。
そこで地下鉄と直通させる形で誕生したのが、「平安通」と「上飯田」のわずか2駅を結ぶ上飯田線です。路線図で見ると「本当に必要だったのか」と一瞬考えてしまいますが、実際には都心アクセスを大きく改善した縁の下の力持ちです。

……と、ここで無駄に豆知識を一つ。
上飯田線の対照的な存在として思い出すのが飯田線。こちらは駅数がなんと97駅もあり、各駅停車だと走破に約7時間かかることで有名です。同じ「飯田」でも、片や一瞬、片や長旅。
もう一つ。実は「日本一短い電車路線」というくくりで見ると、神戸電鉄の神戸高速線のほうが上をいきます。走行距離は上飯田線の半分ほど。それでも「地下鉄」という肩書きのおかげで、日本一の座をかろうじて守れているのです。

③大きすぎてちゃんと曲がれるのか?名古屋発の次世代交通「SRT」

名古屋の街に、連節バスがやってきた。運行開始は2026年2月13日。
まだ始まったばかりの超最新の乗り物で、名古屋民の自分もまだ乗れていません。
SRTとは「Smart Roadway Transit」の略で、スマート(洗練されたデザイン)、ロードウェイ(道路空間の活用)、トランジット(新しい移動手段)を組み合わせた次世代交通システムです。

気になるのはその立ち位置。地下鉄東山線と同じ区間を走るのに、なぜわざわざ新しい交通を作るのか。
その答えは「移動をより豊かな体験に変える」という発想にあります。単なる速さや効率ではなく、楽しみながら移動することを重視した「意識高めの乗り物」と言えます。

車内にはボックスシートが設置されており、4人が向かい合わせで座れる仕様になっています。
ほかにも通常の座席やカウンター席、机が設置されたスペースなど、さまざまなスタイルで乗車を楽しめます。
さらに特徴的なのが、走行位置に合わせてリアルタイム映像が表示されることです。実際の風景と連動しながら歴史や文化を見たり聞いたりできる仕組みになっており、観光利用としても魅力的です。
見どころが多いにもかかわらず、料金はなんと普通の市バスと同じ均一運賃の210円。

現在は名古屋駅〜栄のみの運行ですが、将来的には大須や名古屋城周辺への展開も計画されており、まだまだ発展途上のプロジェクトです。名古屋の街の風景を変えていく存在になるのか、今後が気になるところです。

④バス界隈の特急車?渋滞を駆け抜ける「基幹バス」

「たかがバスなのに専用レーンがあるの?」
そんな疑問が出てくるのが、名古屋の基幹バス。1974年の市電全廃以降、名古屋市内は軌道系交通が少ない上に、道路の混雑が大きな課題になっていました。そこで検討されたのが、「バスを地下鉄並みの基幹交通にする」という発想です。

基幹バスは通常の市バスとかなり違います。一般的なバスが道路の左側を走るのに対し、基幹バスは道路の中央寄りを走行し、専用レーンが設けられた区間では一般車と分離して走行します。
専用レーンは時間帯によって運用が変わり、平日朝夕のラッシュ時はバス専用、それ以外は優先レーンとして一般車も通行可能ですが、規制時間帯に誤って進入すると違反になるため、運転者にとっては初見殺しな要素もあります。

基幹バスの停留所の間隔は通常の市バスより広く、ダイヤも高頻度で、時間帯によっては地下鉄に近い感覚で利用できる路線もあります。まるで快速電車のように、渋滞を颯爽と駆け抜ける設計です。

かつては愛称として「ミッキー」という呼び名が公式に使われていた時期もありました。由来は基幹バスの「幹」。
とはいえ、どうしてもあのキャラクターを連想してしまう名前で、今見るとかなり攻めたネーミングだったと言えそうです。

⑤【番外】23駅連続通過!セントレアへ繋ぐ最速列車「ミュースカイ」

最後は番外編。「変わり種」というわけではないものの、セントレアを利用して名古屋を訪れる人にはぜひ紹介しておきたいのがミュースカイです。

「ミュースカイ」は、セントレア(中部国際空港)と名古屋都心部を結ぶ特急列車で、特徴はその停車駅の少なさ。
名古屋の主要駅である名鉄名古屋・金山・神宮前に停車したあとは、23駅を一気に通過して空港へ直行します。
その「止まらなさ」がそのまま速さに直結しています。

筆者は主に金山駅から利用していますが、地図から見て結構離れている知多半島と名古屋都心をわずか30分程度で結ぶスピード感は、正直かなり気持ちがいいです。
「他の列車を全部スルーしていく特急」という感じで、乗っているだけでちょっと勝った気分になります。

乗車には特急料金のほかに特別車両券の「ミューチケット」(2026年4月現在、1乗車450円)も必要ですが、それでも十分に課金する価値があります。
乗車時間が短いことが欠点に見えてしまうほど座席は快適で、窓も大きく、気分的には移動というより旅のプロローグ。
伊勢湾が見える区間では特に気分が上がります。

ちなみに中部国際空港方面の車内チャイムは、個人的には全国の鉄道の中でもかなり上位に入るお気に入りです。
これから旅先に向かうのに、実家のような安心感があります。

ちょっと変わった乗り物たちを見に、名古屋においで!

長らく語ってしまいましたが、名古屋の公共交通の奥深さは、これだけではありません。
知っておいても特に人生に役に立たないけれど、ちょっとだけ面白い豆知識はまだまだあります。
ただ、今回はこのあたりで割愛します。

観光地だけでなく、移動そのものにも楽しさが潜んでいるかもしれない——そんな視点で、旅の一部として「交通」もぜひ味わってみてほしいです。

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